タイトル:植木からパワーを貰ってます

  • 枇杷の木
  • レモンの木
  • 南天
GPの社屋は、とても沢山の植栽に囲まれています。暑い日でも青々とした光景がとても心地良く感じます。その中でも、最近新たに増やした植木があります。
一つ目は、枇杷の木です。
枇杷は、その昔、「ビワの木は縁起が悪い」といわれていたそうです。そのため古くから存在していたにもかかわらず、ビワの栽培が遅れたのも、そんな言い伝えが関係しているそうです。
どうしてそんなことが言われていたのか?ビワは栄養価が優れていて、特に葉の部分は古くから薬としての効果が期待され、そのため中国ではその昔、ビワの葉を求めて、病を患っている人たちが、ビワの木がある所にやって来て行列が絶えなかったそうで、いつしか「ビワの木には病を患っている人たちが次々と寄ってくる。だから縁起が悪い」という噂が広まっていったのでは……といわれています。
他にも、ビワの優れた効能から「ビワはお医者さん要らず」と言われるようになったことで、お医者さんが「ビワの木を植えると病人が出る・不幸になる」というデマを流した……という説もあるそうです。いずれにしても、どれも迷信ですが。
そんなビワの木ですが、弾力性があり、さらに乾燥させると硬くなることから、家具や木刀、杖などに使われてきました。特に杖の場合、丈夫で長持ちすることから、「長寿杖(ちょうじゅづえ)」と呼ばれて、縁起物としても活用されているそうです。葉、果、枝、種までも身体にとてもよいと、古くから日本の家庭で重宝されてきた植物です。 
2つ目は、レモンの木です。
レモンはインドのヒマラヤ東部山麓が原産と推測されています。10世紀にはイラクで栽培され、12世紀には中近東諸国とその後はイタリアなど地中海沿岸の国々に伝えられました。15世紀までにはヨーロッパでも広く栽培される作物となり、コロンブスによって大航海時代の船に常備され、アメリカ大陸に伝えられたとされています。
現在、日本国内では、レモンを育てられる温度の北限と言われている関東以西のたくさんの地域で栽培されています。越冬と肥料やりを注意すれば、比較的育て易い木だと思います。
3つ目は、南天です。
南天を切ると災いが起こると
言い伝えがあります。これは「難を転ずる」と読めることから、南天は縁起物とされており、縁起物とされる南天を切る行為が、罰当たりなことだと考えられたためです。特に社屋の玄関横に植えた「赤南天」は鬼門又は、裏鬼門に植えると良いと言われており、会社の運気が上がっていくように願いを込めて植えました。
社屋を守ってくれている庭木達にも社員同様、感謝の念を忘れずに、日々精進して参ります。